新緑の「木津川市・さとやま」ウォーク

必見!「神童寺---ミツバツツジ・桜」

(3月26日(金)第155回例会報告)

コース:JR大和路線・木津駅~城山台公園~赤橋~梶ヶ谷隧道~鹿背山~木津川橋~高麗寺  

跡~上狛駅東公園~松尾神社~神童寺~(伊賀街道)~湧出宮~JR奈良線・棚倉

    (14Km  JRふれあいハイキング レベルA 「初心者・一般向き」ほぼ平坦) 

 大規模な住宅開発が進む「木津川市」郊外・里山歩きでした。人口減少時代に入ったと言われる昨今ですが、木津川市では大規模ニュータウン開発により一層の発展を遂げており、京都府一番の人口増加率となっています。(人口約78,000人--3年2月末現在)JR木津駅に207名のご参加有り難うございました。

 特に、駅の北側「城山台」地区が 広大な「ニュータウン」に変貌しています。広い直線道路を中心に高級感溢れる大規模住宅街、最近開校した小学校、幼稚園

、京大農場などを過ぎ 美しい「城山台公園」に到着。大仏鉄道公園とも呼ばれ、明治時代にわずか9年間、奈良〜加茂間を走っていた「幻の大仏鉄道」跡で、今も多くの遺構が残されています。明治のレンガ造りで100年前にタイムスリップしたような光景です。そのうちの二つ「赤橋」「梶ケ谷隧道」経て、畦道を進み手入れの行き届いた柿の木畑が続く「鹿背山」へ、「かせやまの富有柿」で有名です。眺めの素晴らしい木津川橋バイパスを渡り、点在する満開の桜を愛でつつ「高麗寺跡」からJR奈良線上狛(かみこま)駅東公園に到着。テニスコート隣接の公園・ポカポカ陽気の昼食タイムでした。

 午後も、田畑には菜の花、道端のタンポポが美しい、黄色一色の里山光景です。筍掘りも近い美しい竹林を堪能しながら約1時間、ゆるやかな登り道を「神童寺」へ到着。

「ミツバツツジ」の名所として知られ、門をくぐり斜面に沿っての登り「鐘つき堂」広場までの約70メートルの散策コースに、見事な紅紫色の「ミツバツツジ」約50本がまさに満開です。今年は、開花も早かった白色の桜とのコラボレイション、圧巻の景観でした。伊勢街道を抜けJR棚倉駅14時20分ゴール。

運悪くJR奈良線で架線障害あり、約1時間遅れのダイヤとなり皆様の帰宅に大変ご迷惑おかけしました。

次回は4月2日(金)桜・桜・桜---奈良「佐保川の花見」 お楽しみに‼

 

「神童寺」(じんどうじ)

古くから奈良の吉野山と密接な関係を持つ修験道の霊地で、聖徳太子の創建と伝えられ、役行者(えんのぎょうじゃ)がこの山で修行中に二人の神童の助力を得て刻んだという蔵王権現像(ざおうごんげんぞう)が本尊です。山岳修験の道場として栄え、大和の吉野山に対し北吉野山と号し、一時、山一帯に二十六坊のお堂が存在したそうです。



第32回【奈良を歩こう・10日ウォーク】

開催日:3月10日(水)10Km

タイトル:「郡山の梅林」郡山城跡・しだれ梅&みんぱく梅林

コース:JR大和路線・郡山駅~城跡公園~大和民族公園みんぱく梅林~大納言塚

    大和郡山市役所前(解散)~徒歩15分~JR大和路線・郡山駅

        (JRふれあいハイキン)対象ウォーク

天気:曇りのち晴れ

参加者数:200名

写真集:Joker(Mr.K)氏から組み写真の提供がありました。クリックしてご覧ください。

    写真集をアップしました。クリックしてご覧ください。

           コース地図のGPSログデータがご覧になれます。クリックしてご覧ください。



聖徳太子没後1400年:太子葬送の道②

「尼寺廃寺跡~旗尾池~志都美神社」

(3月5日(金)第154回例会報告)

コース:JR和歌山線・畠田駅~せせらぎ公園(集合)尼寺廃寺跡~杵築神社旗尾池

    旭ヶ丘近隣公園~志都美神社JR和歌山線・志都美

    (12Km  JRふれあいハイキング レベルA 「初心者・一般向き」ほぼ平坦) 

 残念! 早朝から雨模様です。集合場所をJR畠田駅近くの香芝市「尼寺廃寺跡・学習館」へ変更。終日雨予報にも関わらず 67名のご参加有り難うございました。 

 前回に続き「太子葬送の道」をたどりました。斑鳩宮で薨去された聖徳太子の遺体は王寺町、香芝市から御廟のある南河内郡・磯長(しなが)へ運ばれたとされています。

 「尼寺廃寺跡」(にんじはいじあと)は、古くからの尼寺の集落内で飛鳥時代の創建・今は「心礎」だけが残っています。「国史跡」指定の美しく整備された史跡公園です。

 小雨の中「太子道」から「近畿自然歩道」へ、集落を抜け杵築神社から最近整備された平野塚穴山古墳に立ち寄り、近くに6基の古墳も確認されています。やがて樹林に覆われた山中への峠越え・約40分のなだらかな登り坂が続き、視界が大きく開けると 住宅街に面した美しい「籏尾池」(はたおいけ) に到着。香芝市関屋北地区です。

 「籏尾池」は周囲約2km、面積6haの溜池で、飛鳥時代に聖徳太子が一夜にして築いたと伝えられ、手のひらを広げたような美しい形状です。青く透き通った水を満々と湛え、周りの遊歩道は四季折々の水辺の雰囲気を楽しむことができます。二上山を眺望できる絶好のローケーションで「奈良県景観資産」にも指定されていますが、残念ながらビューポイントも雨に霞んでいました。近くを「太子葬送の道」が通っており、今も生きた太子信仰が残っています。「西名阪自動車道・香芝サービスエリア」で昼食休憩に。

 午後は住宅街を抜け、旭ケ丘近隣公園から「太子道」へ「志都美神社」到着。弘仁4年(813年)の建立で「延喜式」に記された式内社です。社殿の森は北にある「武烈天皇陵」と一体となった見事な自然林で県の天然記念物に指定されています。JR志都美駅13時40分ゴール。終日雨の「太子道」ウォーク・お疲れ様でした。

 次回は 3月10日(水) 奈良を歩こう 10日ウォーク:「 郡山の観梅 」ご期待下さい。