葛城古道/彼岸花 満開「葛城川」より「福神の里」へ(9月26日第17回例会報告)

タイトル:葛城古道/彼岸花 満開「葛城川」より「福神の里」へ

コース: 近鉄/御所線・忍海駅~葛城川~鴨都波神社~幸町コミニュティセンター~

     一言主神社~九品寺~鴨山口神社~近鉄/御所線・御所駅 [16Km] 

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すがすがしい秋晴れの朝を迎えました。今日は葛城山の麓に広がる県下随一の彼岸花の名勝地、「葛城古道」を巡ります。数々の古代神話の舞台であった神々のふるさとです。

 本日の参加者は138人でした、多数のご参加有難うございました。

 スタート後しばらくは葛城川沿いのウォークです。遠景に葛城山

・金剛山の山並みを見ながら、やがて御所市中央公園で列詰、小休憩です。その後、鴨都波神社(かもつばじんじゃ)から国道24号線を渡り小集落を過ぎると美しい田園風景が広がってきました。この辺りから田圃の畦には、彼岸花の群生している光景が目に入ってきました。

 満開をやや過ぎた感の花もありましたが、遠目には棚田の稲穂の黄金色と彼岸花の赤のコントラスが見事に調和し見ごたえのある景観でした。

 田園や川沿いの彼岸花に見とれつつ、昼食場所のの「一言主神社」に着きました。この神社は葛城古道の中心付近にに位置し、願い事を一言だけ聞いてくれる「イチゴンジンサン」として地元の人々に親しまれている神様です。

 この「一言主神社」周辺が最大の彼岸花観賞地です。境内から見下ろす棚田の畦、土手には彼岸花が咲き素晴らしい景観でした。

 午後は葛城古道から「九品寺」(くほんじ)この寺の裏山には赤い前掛けをかけた「千体仏」がビッシリ並んでいます。何でもその数は16,000とも 17,000体と言われ実数は判らないそうです。

 九品寺を過ぎてからの眺望は葛城古道、随一で目の前には棚田と彼岸花、遠目には大和三山と大和盆地が一望できました。

 途中には、「番水の時計」(棚田の水の分配に使う時計、今も使われています。)最近は農道も舗装されてきましたが、この辺は土道で古道っぽさも残っており、最高の里山気分を感じたウォークでした。

 六地蔵石仏から鴨山口神社で最後の列詰め小休憩を行い村の中を経て近鉄・御所駅に2時過ぎに全員元気にゴールしました。

 本日ご参加頂いた皆様は、彼岸花の赤と棚田の黄金色に染まる稲穂、そして里山の風景が、まさしく一体となった自然を満喫されたのではないかと思います。

 

 次回の例会は10月10日(金)当尾の名刹「浄瑠璃寺・岩船寺」と「野ほとけ」群を巡ります。京都南部の里山を堪能してください。多数のご参加をお待ち致しております。

「葛城古道」

 金剛・葛城連山の裾野一帯は大和朝廷よりはるか以前に栄えていた「葛城王朝」の古地であった。ここを南北、約13Kmに走るのが古代の道で知られる「葛城古道」です。

 この地をを本拠にした葛城氏、鴨氏にゆかりの古社寺が点在する場所です。御所市一帯は神代の時代から数々の歴史の舞台となり「日本神話のふるさと」と言われている。

 

例会報告写真はここから。    漫歩マンさんのブログも合わせてご覧ください。


「コスモス」と「ホテイアオイ」観賞ウォーク(9月12日第16回例会報告)

コース:JRまほろば線/近鉄大阪線・桜井駅~安倍文殊院~天香久山~本薬師寺跡~

    おふさ観音~JR桜井線(まほろば線)・畝傍駅(14Km)JRふれあい

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 空を見上げると柔らかい雲が浮かび、秋晴れの絶好のウォーキング日和となりました。本日のの参加者は195名、多数の参加を賜り有難うございました。

 本日のウォークは秋の花「コスモス」と「ホテイアオイ」の鑑賞が楽しみです。

 スタートして約30分、日本三大文殊の一つ安倍文殊院に到着「三人寄れば文殊の知恵」の格言が生まれた場所でもあります。ここでは、例年早咲きのコスモス園が人気を呼んでいます。しかし今日は残念ながら3部咲きぐらいでしたが、あざやかな色に、心をなごせてくれました。

 小休憩後、桜井市から橿原市に入りました。材木団地の中を通り抜け、田園風景を満喫しつつ、みずし観音の横道から大和三山の一つ天香久山/万葉の森へ、ここには万葉集にも詠まれた歌碑がたくさんあり、記紀万葉のふるさとです。

 奈良郊外の素晴らしい里山の景観と、古代ロマンの雰囲気を醸しだし、ウォーキングには最高の場所です。

 香久山公園に到着、昼食場所です。到着すると参加者全員にサプライズな「もてなし」がありました。

 新鮮な「きゅうり漬け」が配られました。驚きと感謝でした。冷やした「キュウリ」はに串が刺してあり、食べやすく、美味しい「もてなし」は「涼」を感じ心使いに感激しました。お世話いただいた諫原ご夫妻、岩本さん、ご苦労様でした。

 こには体育館、野球場やジャングルジム等があり、小学生が来ており楽しそうにしていました。近くには橿原昆虫館もあります。

 午後は、本日のメインイベント、ホテイアオイで名高い本薬師寺跡に向かいました。近畿随一のホテイアオイの群生地です。休耕田に浮かんだ、ものすごい数の薄紫色を「ホテイアオイ」が一面に絨毯を敷き詰めた様に、咲き誇る様は圧巻で、今まさに満開です。

 涼やかで、華やかさがあり魅了されました。素晴らしい景観を楽しんだ後、おふさ観音を経てJRまほろば線・畝傍駅でゴール解散しました。 

ホテイアオイ

  ホテイアオイは南米原産の繁殖力の高い水草の種類で、水面に浮かぶ特徴のある華やかな薄紫色の花を咲かせます。別名、ウォータヒヤシンスとも言われています。

 朝に開花して、夕方にしぼむ「一日花」で、翌日にはべつの花が咲くそうです。丸くふくらんだ葉柄が七福神の布袋さんに似ているので「ホテイアオイ」の名前が付いたと言われています。

 橿原市では例年、本薬師寺跡の周辺の休耕田(1.4ヘクタール)を利用して、40万株を栽培しています。植え付けには地元の「畝傍北小学校」の生徒さんが協力しているとの事です。

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 次回の例会は、9月26日(金)彼岸花の名所「葛城古道」です。県下随一の彼岸花群生地です。棚田が真っ赤に染まります。ご期待下さい。