春日山原始林:森林浴ウォーク「滝坂の道~石仏群~春日山遊歩道」(8月25日(土)第107回例会報告)

タイトル:春日山原始林:森林浴ウォーク「滝坂の道~石仏群~春日遊歩道」

コース:JR大和路線・奈良駅~ならまち大通り~志賀直哉旧居~柳生街道・滝坂の道

    ~首切り地蔵~春日山遊歩道~春日大社~興福寺~JR大和路線・奈良駅   

 13Km  JRふれあい レベルB---「一般・やや健脚向き」/多少の起伏/坂道あり

春日山遊歩道を森林浴ウォーク、クリクすると拡大します。  

 心配した台風も通り過ぎ、快晴の朝を迎えました。

奈良から柳生の里・春日山原生林の谷あいを抜け、剣豪の通った柳生街道「滝坂の道」へ、歴史街道ウォークでした。

JR奈良駅に217名のご参加有難うございました。

 落ちついた古都の町並み「ならまち

」を過ぎ、高畑・破石町から柳生街道の起点・「滝坂の道」登り地点へ。江戸時代に奈良奉行が作ったとも言われ、多くの剣豪達が往来した古道です。今は人気のハイキングコース・東海自然歩道です。昼間でも薄暗く湿っぽく、涼しい風も吹き抜けましたが湿度も高く、結構きつい約50分の登り坂でした。

「石畳の道」として名高く、春日山と高円山に挟まれた谷あいのひなびた渓谷に清流「能登川」が流れ、至る所に小さな滝が見られることから「滝坂の道」所以---と。

 街道の中で最も情緒があり多くの石仏群が点在します。まずは「寝仏」(ねぼとけ)道端の石に彫ってあり歳月と共に色あせて、これが寝仏だなと分かる程度。さらに「夕日観音

、「朝日観音」、岩壁には高2.5m位の三体の仏が刻まれた「三体地蔵菩薩」を経て、巨木に覆われた広場に到着。赤い前掛け姿の「首切り地蔵」がお迎え。ここで、昼食休憩を取りました。約1・8mの等身大の「地蔵菩薩像」(鎌倉時代)で、首の下に横に裂け目が入っており、その昔、荒木又衛門が試し切りしたと伝えられています。辻の地蔵として昔から旅人の信仰を集め、柳生街道の象徴的存在です。物騒な名前ですね。

  午後は折り返して、春日山遊歩道をルンルン気分で下りました。春日大社の管理道で、道幅が広く曲りくねった下り道・気持ち良い森林浴ウォークでした。晩秋にはきれいな紅葉名所です。春日大社から興福寺に向かい、14時20分ゴール。お疲れ様でした。

 

次回は9月8日 京都府--当尾の「名刹・石仏」を訪ねて 岩船寺、浄瑠璃寺 へ

ご参加お待ちしております。