年忘れ 京都市/縦断ウォーク(12月19日第23回例会報告)

コース:京都市営地下鉄 烏丸線・国際会館駅~宝ヶ池~深泥池~北白川疎水~(吉田神

    社、中間地点)~くろ谷~岡崎公園~平安神宮~琵琶湖疏水~鴨川~高瀬川~

    JR京都駅(18、10Km)JRふれあい、やや健脚

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    集合場所側から見た京都国際会館

 今年最終の例会です。師走の忙しい中、又、大変寒い中、遠くまでお出かけくださいまして有難うございました。

 京都市営地下鉄・国際会館駅から地上に出るとびっくりです。

 昨日の雪が辺りに残り、比叡の山々も雪に覆われ冬の素晴らしい景観でした。しかし寒かったです。

 今日は京都の象徴の一つである「疏水」を巡りながら京都駅まで南下します。

 「宝ヶ池公園・憩いの森」が集合場所です。積雪や凍結のため足元が悪いので滑らない様にと注意を促しスタートしました。

 公園入口には京都国際会館があり世界の誇る国際会議場があります。公園は京都五山の一角をなす小高い山に囲まれ、春の桜、秋には紅葉など四季折々の自然が美しい森です。

 広い公園のほぼ中央にある「宝ヶ池」の外周には、木々に囲まれた遊歩道だあり、静寂な中を散歩やジョギング、犬を連れて歩く人も多く、池ではボート遊びも出来、市民の憩いの場所となっています。池の周遊道では、小学生の耐寒マラソンが行われていました。  

 公園を出て狐坂を下り、五山送り火の一つ「妙法」の火床を横手に見、西山の住宅地を経て深泥池(みどろがいけ)で列詰休憩です。

 この深泥池は、水性植物群落として国の天然記念物に指定されています。

 鞍馬街道を南下し京都コンサートホール前を左折すると下鴨本通で「疎水分流」との出会い地点です。「松ヶ崎疎水」と呼ばれています。静かな住宅地の中を緩やかな弧を描きながら松ヶ崎浄水場・高野川に続きます。冬の南天の赤い実とサザンカの赤色が映え、地域の方も思い思いの花を植え、閑静できれいな散歩道です。疎水の両岸にはソメイヨシノ

の並木が続く隠れた桜の名所でもあります。南面の土手では水仙が咲き始め、所々には紅葉も残っていました。高野川に出ると正面に雪で煙る比叡山を見て高野橋を渡り、「北白川疎水」に入っていきます。

 この疎水は川底には白い砂が敷かれており、流れる水も透明で川底の白い砂が一層引き立っていました。この砂は当地産の「白川砂」だそうです。6月頃にはゲンジホタルが飛び交うそうです。

 今出川通りを横切り京都大学のキャンパスを横手に見て、吉田山の麓にある吉田神社に到着しました。神社では既に注連縄も新しくなり新年を迎える準備が進んでいました。

 今日一番の山登りです。階段を上り吉田山公園で昼食です。風もなく日差しも出て気温も上がり暖かくなって、のんびり休憩できました。絶好のウォーキング日和になってきました。

 午後は、くろ谷ー金戒光明寺境内を経て中間地点の平安神宮で小休憩です。中間でゴールをする参加者と別れ、健脚組は琵琶湖疏水から鴨川沿いウォークし、五条大橋で最後の列詰をしました。木屋町、高瀬川沿いを経てゴールの京都駅に14時50分頃、参加者全員元気に完歩しました。今例会は、やや健脚でしたが事故もなく、216名と多くのご参加を頂き有難う御座いました。

 次回は来年(2015年1月9日(金))近鉄橿原線・西の京駅「薬師寺境内」集合の「初詣ウォーク」です。多数のご参加をお待ち致しております。

  「疏水道」と「琵琶湖疏水」について

 琵琶湖疏水は第3代京都府知事北垣国道と技師の田辺朔郎により明治23年に5年をかけ

て琵琶湖大津より山科・インクライン・蹴上経由、鴨川合流点まで完成。その後、伏見まで延長され宇治川に放流している。

 その後も、哲学の道・北白川疏水・松ヶ崎疏水など(どれも正式名称ではない)が次々と延長され、歴史的な風土に溶け込み「疏水」は京都の象徴の一つになっている。

 現在も活躍する京都の水源の根幹・大動脈である。

例会報告写真はここからご覧ください。漫歩マンさんの例会速報写真が掲載されました。クリックしてご覧下さい。



晩秋のニュー学研都市 京都「精華町ー光台」を散策   (12月5日第22回例会報告)

コース:近鉄京都線・高の原駅~桜ヶ丘~R163~光台~鳥谷公園~けいはんなプラザ~

    国立国会図書館関西館~けいはんな記念公園(水景園)~木津川台公園

   (四ッ池)~近鉄京都線・木津川台駅(ゴール12Km) 

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    近鉄京都線・高の原駅前

 今回は「けいはんな学研都市」のメイン地区である京都府「精華町・光台」を訪ねます。

京都、大阪、奈良の三府県にまたがる地区において、文化・学術・研究の新しい拠点づくりを目指してスタートしたのが「関西文化学術研究都市」です。(愛称・けいはんな学研都市)

 昨日の雨もやみ快晴の朝です。

ただ気温が低く、風もあり大変寒いウォーク日となりました。

 集合場所の近鉄京都線・高の原駅は奈良県と京都府の県境に位置します。

 集合場所から奈良市側の右京・神功、京都府木津川市の兜台を抜け池谷公園で列詰め休憩をしました。計画された住宅地の中を、歩行者用の緑道「万葉の小径」が続いていて、よく整備され大変歩きやすく気持ち良い散歩道です。しかも周囲に住居があるのを感じさせない作りになっていました。12月初旬ですが、紅葉も残っており、サザンカ・南天など美しい花、木々が迎えてくれました。

 小休憩後、国道163号線を渡り、小川に沿って乾谷の集落を抜けると、精華町の光台です。まづ初めにNTTコミニュケーション科学研究所の大きな建物が見えてきました。

 都市びらきから20年を迎えた「けいはんな学研都市ー光台」地区の南入口です。

 この辺りの街並は計画的に造られた美しい都市景観100選のひとつです。静かな住宅街の中、緑道が整備されており光台8丁目の鳥谷公園まで散策し、ここで昼食休憩です。

 陽だまりや風避けの場所を探して昼食にしました。

 午後は「メタセコイヤ」の街路樹が続く、幹線「精華大通り」を下り「けいはんな記念公園」に向かいます。

 一直線の大通りは、大変広く開放感もあり、メタセコイヤの葉は茶褐色になり、それが連なっている様は見事そのものです。この大通りには国際交流拠点の「けいはんなプラザ」・「国立国会図書館関西館」・「国際電気通信基礎技術研究所」などや民間の京セラ、島津製作所、パナソニック、などの研究所も多く、産・官・学の協力と連携のもと国際交流の拠点ともなっています。また住宅地としても都市計画に基づいて緑豊かな、魅力的な美しい街並みが完成されつつあります。ただ難点は交通の便がやや不便なことです。

 平成7年完成の「けいはんな記念公園」へは参加者全員が入園しました。

「自然との調和」を基本理念とし2.6ヘクタールの広さで南山城地域の風土や景観を取り入れ、京都ならではの伝統的造園技術を駆使した日本庭園「水景園」が有名です。

 水景園は日本の文化や自然をテーマに設計され、巨大な石組みや滝、池、棚田、里山などが配置され10mの高さから庭園を鑑賞できる回遊式日本庭園です。

 中央の永谷池を周遊するコースもあり、日本の風土を感じさせる風景で心癒される時間でしたが、何分寒く早めの退園としました。

 けいはんな記念公園の出てきた向かいには、今は廃館となり地図からも名称が抹消された無駄遣いの象徴「わたしの仕事館」の廃屋の前を横切り木津川台公園(四ツ池)経て近鉄京都線・木津川台駅に2時10分頃ゴールしました。

 「ニュー学研都市」の散策は如何でしたか。本日の参加頂いた方は152名でした。寒い中のご参加有難うございました。

 次回の12月19日(金)今年最後の例会です。京都市の北玄関/国際会館より疏水に沿って京都駅まで南下する「京都市縦断」ウォークです。多数ののご参加お待ち致しております。

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